2011年01月12日

前田御願(メーダヲゥガン)

2010年4月7日(水) 天気雨 気温23℃ 場所:湧川区前田原(メーダバル)

御願(ヲゥガン)とは、読んで字のごとく「おねがい」という意味からきています。前田原は湧川区9班にあります。湧川区で稲作がはじめて行われたのがここ前田原だと伝えられています。前田とは沖縄民謡に良くでてくる言葉で、「前の田んぼ(ようするに稲作のできる地域)を意味するようである」。ですから沖縄では稲作のできる地域場所のことを特に前田(メンタ又はメーダ)と呼ぶそうです。

4月4日(日)に消防団と青年会で前田原の草刈り作業を行いました。 湿気の多い場所だけあって、草の伸びがすごい。

前田御願(メーダヲゥガン)
前田御願(メーダヲゥガン)
前田御願(メーダヲゥガン)
前田御願(メーダヲゥガン)

この場所は、以前(1970年頃まで)は浴びるほどの水が流れ出ていたということです。現在は以前ほどではないが、多少の水が流れ出ている。 稲作ができるだけの水は確保できそうである。
前田御願(メーダヲゥガン)


前田御願当日は、公民館横の御宮でお祈りをし、前田原へと移動しました。 

前田御願(メーダヲゥガン)

前田御願(メーダヲゥガン)


前田御願(メーダヲゥガン)

前田御願(メーダヲゥガン)

前田御願(メーダヲゥガン)


水がわき出ている場所です。 御願が終わるとこの場所で御馳走を食べるのですが、あいにくの雨により公民館へ戻りました。

前田御願(メーダヲゥガン)


昭和40年代頃までは田植えの儀式を行っていたそうです。 前田御願を終えると一斉に田植えを始めたそうです。 現在はサトウキビ・パインアップル農家が多く、そちらの方の豊作祈願を行うようになった。 湧川の先人達が御苦労されて築き上げてこられた湧川であるが故に、これからの若者へ村の行事をどう受け継いでいくか、この村の発展に大きく関係していくであろう。














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Posted by 湧川レポーター at 14:14│Comments(0)湧川区の行事
 
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